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三役で米対策中央行動を実施


   農水省への要請(写真は畑作担当への要請】

 本連合では10月7.8日三役で、衆院選前に議員や農水省に対して、コロナ禍の影響で厳しい環境下の米対策等の最後の要請・意見交換を行うことを目的として、中央対策行動を行った。
 うち農水省農産局担当官との意見交換では、本連合から「北海道の生産者は深堀等の努力は十分行っているが、コロナ禍の影響はとても生産者の努力で解決できるレベルでないため、国も努力していることを生産者に示すべきでは」、「今の米価では米の生産費も賄えない。輪作体系を取って作付けしているが、何をどう作れば良いかわからなくなってきているため、安定した需給バランスを保つ手立てを打ってほしい」、「水田活用交付金の予算不足がないように対策を行ってほしい」、「米の生産抑制に協力した生産者に対してのメリットがあれば、積極的に協力する生産者が増える。経営体育成事業などもポイントが取りづらくなりハードルが高くなっていることを鑑み、協力者に対するポイント付加等も検討願いたい」等様々な意見を訴えてきた。
 
 担当官からは、「コロナの経済対策で米でも使えるものもあり、何ができるか考えてしっかり予算を取って取組をしていきたい」との返答があった一方で、「備蓄は不足のために買上げるものであり、余っているから買い増しするものではない」と市場隔離には反対の答弁であった。
 また、「農水省として相対取引の環境づくりのお手伝いはしていきたい」「交付金不足はあってはならない、不足の部分は補正で対処するのが通例である」「メリットやポイント付加等については理解できる部分もあり、関係方面にも助けを求めながら検討したい」との答弁もあった。
 本連合では、衆院選後も厳しい環境にある米対策の要請を続けていく。