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内閣参事官との意見交換

政府は、農業委員会・生産法人・農協改革など我々もついていけないスピードで農政改革を推し進めようとしている中で、実態を知らない人たちの論議だけでなく、もっと農業の現場の意見を聞いてほしいという願いのなか、内閣参事官と意見交換を行った。

 参事官から農政改革の内容が説明された後、意見交換を行い、

〇農政改革の実際の制度設計については、来年の通常国会に向けて法案を提出する予定であり、秋から冬に向けて議論が本格化する模様。

 今後の議論の中で、農業者の利益にならないような改革になると判断したなら、声を大にして反対を訴えてほしい。政府の立場として現場の意見を反映できるよう努力する。

〇規制改革の論議を聞いていると、北海道の農家の方は違和感が多いのは理解しているし、北海道のJAの経済事業は全国でもナンバーワンだと思っている。一方で都市型JAも存在しているのも事実なので、このような議論になってくることを理解してほしい。

 ただこの会議の主眼は、日本の農業をもっと伸ばすことをサポートするための会議である。

●農業委員会の選任についても、北海道に合ったやり方があることも理解している。それに関しての問題点などをどんどん聞かせてほしい。

●本州の農業向けの議論が中心になっている感があるため、北海道のことも考慮して欲しいとの問いに、今ある日本の農政の課題としては、本州の水田農業問題と考えているため、そこをクリアしなければ先に進めないと考えている。決して北海道のことを考えていないわけではないことを理解してほしい。